特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅺ章 高齢者の在宅医療とエンドオブライフケア
2.在宅医療の有用性のエビデンス
山中 崇
1
Takashi YAMANAKA
1
1東京大学医学部在宅医療学拠点
pp.1031-1034
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1031
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Summary
▪人生の最期を家で迎えることを望む者は多いが,それを実現できる者は限られている.
▪在宅エンドオブライフケアを提供することにより,高齢者は自宅で最期を迎える機会が増加し,患者の満足度,患者家族の満足度・QOLの向上につながる.
▪これまで日本の在宅医療に関するエビデンスは限られている.国により文化,社会ならびに医療・介護制度は異なるため,海外のエビデンスを参考にしながら,わが国のエビデンスを構築する必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2018