特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅺ章 高齢者の在宅医療とエンドオブライフケア
1.在宅医療の実際
斉藤 康洋
1
Yasuhiro SAITO
1
1GPクリニック自由が丘
pp.1024-1030
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1024
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Summary
▪時代の変遷とともに在宅医療が地域を包括したケアの観点からも重要な役割を担うようになってきた.
▪在宅医療は ① 退院支援,② 日常の療養支援,③ 急変時の対応,④ 看取り,のフェーズで多職種と連携しながら展開されるが,継続的・包括的に患者とその家族を支援していく必要がある.
▪実際の訪問診療では,24時間対応をいかにして行っていくかが大きな課題となるが,診療上のさまざまな工夫をしながら,まずは身近な患者でできるところから,できる範囲で取り組んでいくのがよいであろう.
© Nankodo Co., Ltd., 2018