特集 高齢者医療ハンドブック―高齢者医療におけるダイバーシティへの対応
第Ⅹ章 高齢者の慢性期医療の実際
5.リハビリテーション患者に対する栄養療法
吉村 芳弘
1
Yoshihiro YOSHIMURA
1
1熊本リハビリテーション病院リハビリテーション科栄養管理部
pp.1006-1011
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_1006
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
▪リハビリテーション(リハ)を行う高齢者には低栄養とサルコペニアの合併が多い.
▪高齢リハ患者の低栄養とサルコペニアの有症率はそれぞれ49~67%,40~46.5%と報告されている.
▪低栄養とサルコペニアはいずれもリハの帰結や身体機能と負の関連がある.それゆえ,リハを行う高齢者に対しては全身管理と併存疾患のリスク管理を行いつつ,リハと栄養ケアを多職種で積極的に推進する必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2018