インターネットを上手く使う！ 香川大学における次世代を担う学生医・研修医の育成

第4次産業革命によるインターネットの普及，高度な情報化社会がすすんでおり，医療・教育の分野にも大きな変化が発生している．現在の教育の対象は，information and communications technology（ICT）が日常生活として常にあるミレニアル世代以降の学生・研修医である．彼らに対する教育には特にICTをうまく教育に組み込むことで，さらなる教育効果を得ることができると考えている．しかし，これには伝達する情報の収集方法から，選択・使用の仕方まで指導する必要がある．基礎的な事項は編集したコンテンツを作成し，webにあげておけば，学習者はいつでもインターネットを用いて学習に取り組むことができる．また，手術は胸腔鏡下手術が一般的となり，すべてが動画で記録できる時代となっている．これらを医学教育へ生かす取り組みを紹介したい．