まい・てくにっく
右肺門における左右心房間溝剝離のコツと注意点
芳川 豊史
1
,
土田 正則
2
1名古屋大学呼吸器外科
2新潟大学呼吸循環外科学分野
pp.256-257
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu74_256
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呼吸器外科における肺動静脈の心囊内処理の一つとして,右肺門における左右心房間溝(interatrial groove)の剝離がある.このテクニックを呼吸器外科医として知っておいて損はない.この技術を使用するタイミングは,心囊内での血管処理,特に肺静脈の中枢側の処理が必要な際であり,それほど多くはないが,手技として非常に簡便なので,筆者の経験上のノウハウを本稿で述べる.
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