増刊号 6年前の常識は現在の非常識!—AI時代へ向かう今日の眼科医へ
Ⅷ.網膜
網膜剝離
馬場 隆之
1
1千葉大学大学院医学研究院眼科学
pp.250-253
発行日 2024年10月30日
Published Date 2024/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410215362
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ここが変わった!
以前の常識
・萎縮円孔からの網膜剝離は若年者に多いとされていた.
・黄斑剝離してしまったら,1週間内程度を目安に手術が行われた.
・網膜剝離の治療は強膜バックリング,硝子体手術が行われていた.
・硝子体手術後はとにかく伏臥位が大事とされていた.
現在の常識
・萎縮円孔からの網膜剝離は全年齢に分布している.
・黄斑剝離の症状を自覚してから3日以内の手術が望ましい.
・網膜剝離の治療には気体網膜復位術も選択肢に入る.
・術後は仰臥位のほうが復位率が良いという報告もある.
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