連載 専門医に必要な画像診断技術 (第10回)
4 MRI
心疾患の包括的評価
志賀 久恵
1
,
町田 治彦
1
,
辺 泰樹
2
,
横山 健一
3
H. Shiga
1
,
H. Machida
1
,
Y. Hen
2
,
K. Yokoyama
3
1杏林大学医学部放射線医学教室
2榊原記念クリニック循環器内科
3杏林大学医学部放射線医学教室
pp.946-953
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu72_946
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
狭心症・心筋梗塞や各種心筋症をはじめとする心筋疾患の診断目的で心臓MR(CMR)検査が施行されることが多くなっている.簡便かつ安価に施行できる心エコー検査がしばしば第一選択となるが,CMRでは死角のない正確かつ客観的な心臓の形態や壁運動の評価,浮腫や梗塞・線維化などの心筋性状の評価,冠状動脈の形態評価などを1回の検査で行うことができる.そのためCMRは心疾患の診断,治療法の選択や予後の評価などに有用である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019