まい・てくにっく
小児における僧帽弁形成術
笠原 真悟
1
,
芳村 直樹
2
1岡山大学大学院心臓血管外科
2富山大学第一外科
pp.648-649
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu71_648
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先天性僧帽弁膜症では弁輪,弁尖,腱索,乳頭筋それぞれの形態異常が,単独もしくは複数箇所に存在する.弁形成手技も多岐にわたり,そもそも心臓自体が小さいこと,弁下組織の複雑な形態異常が多いことなどから弁形成術は決して容易でない1).本稿では代表的な僧帽弁形成手技としてKay-Reed法による弁輪縫縮術2)とePTFE 糸を用いた人工腱索3)について概説する.
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