講座
皮膚にあらわれる内科疾患
中平 正美
1
1信州大学
pp.20-25
発行日 1956年12月15日
Published Date 1956/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910249
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現在では皮膚科学は内科的な学科として認められる様になつた。それは治療の面で軟膏療法や手術的療法を行う場合が多いので一見外科的な学科の様に見えるけれども,皮膚病として皮膚にあらわれた病変の原因又は誘因が内部臓器,血液等に由来する場合がかなり多くある。即ちいわゆる内科的疾患に起因する皮膚疾患が多数あるのであるが,これについて詳細に説明するならば,優に一冊の本になる程の広範囲なものになるのでこゝでは比較的多く見られる主なるものについて述べることゝする。
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