特集 骨転移患者への看護のモヤモヤ,すっきりさせましょう!
知って,すっきり! 骨転移の病態と治療の実際
キャンサーボードで,看護師はここまで力を発揮できる! “人を看る”看護力が発揮しやすくなる場づくり
長谷川 友美
1
Tomomi HASEGAWA
1
1地方独立行政法人奈良県立病院機構 奈良県総合医療センター/緩和ケア認定看護師
pp.507-511
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango29_507
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はじめに
抗がん治療の進歩とサポーティブケアの充実により生命予後が延長した今,多くのがん患者で骨病変が問題になってきている.骨転移自体は生命予後に直接影響はしないものの,quality of life (QOL)に大きな影響を及ぼす.一方で,骨転移を専門とする医療者はきわめて少なく,かかわる多職種の医療者が手探りのなかで対応していることが多い.また,骨転移に関する悩みは,各職種によって異なる(図1).
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