連載 がん看護実践者としての私を誇りに思う ~ゆうがや会のこぼれ話~ 【6・最終回】
ゆうがや会メンバーからの叫び――教えて秋山先生! ~がん患者さんのエンドオブライフケアの現場より~
中村 正子
1
,
秋山 正子
2
1京都看護大学
2マギーズ東京共同代表理事,暮らしの保健室室長,ケアーズ白十字訪問看護ステーション代表取締役・統括所長
pp.447-452
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango29_447
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はじめに
病院や在宅を問わず,がん患者さんのエンドオブライフケアの看護実践の現場では,答えのない混沌とした気持ちに直面することがありませんか? 忙しい日常の業務のなかで,立ち止まって考えてしまうことはありませんか? これは何かなと思っても,それが何であるのか気がつけないことがあり,またそれを相手に伝わる言葉にして話せないもどかしさを感じながら,なんともいえない「もやもや」とした気持ちを抱えて,日頃の忙しさに紛れてしまう経験はありませんか?
この「何か」をゆうがや会は「もやもや」とよび,メンバーと話し合い,また学び合うことを目的に,がん患者さんやご家族へのエンドオブライフケアや看護師のためのグリーフケアを中心としたオンライン学習会を実施しています.
今回は,全国の看護職から構成されるゆうがや会の仲間とのつながりを基に,筆者(中村)が日常の看護実践で感じている「もやもや」について率直に秋山先生に聞いてみたいと思い企画しました.
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