特集 スペシャリストが伝えたい消化器の症状マネジメント
Ⅱ.患者さんからこう言われたら? ~腹部編~
下痢が止まりません ~がん薬物療法による下痢~
市成 陽子
1
1国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学医学部附属病院看護部/がん化学療法看護認定看護師
pp.509-512
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango27_509
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事例
70代,男性.大腸がんの術後補助化学療法として,外来でCapeOX療法(カペシタビン+オキサリプラチン)を開始した.本日は1コース目day 8で外来受診日である.患者は診察を待っているうちに何回もトイレに行っており,「下痢が続いてつらいので横にならせてほしい」と外来の看護師に訴えがあった.
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