特集 明日から使える免疫関連有害事象マネジメント ~免疫チェックポイント阻害薬の看護ケア~
第Ⅰ章 免疫チェックポイント阻害薬治療をはじめる患者さんへ~説明方法の極意~
免疫チェックポイント阻害薬を初めて使う患者への説明方法
森 奈月
1
1愛媛大学医学部附属病院外来化学療法室/がん化学療法看護認定看護師
pp.112-115
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango27_112
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看護師は,がん薬物療法における副作用管理として,副作用を最小限にすることを目標としており,症状や発現時期を予測して介入しながら患者のセルフケアを支援している.免疫チェックポイント阻害薬(ICI)によって起こる免疫関連有害事象(irAE)は,症状や発現時期が多彩であり予測することが困難なことから,導入前の看護師の役割はとても大きい.
本稿では,ICI使用時に看護師が介入する際,現在当院で注意をはらっている項目を示す.
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