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特集 胃癌治療ガイドライン第7版をひもとく
II. 手術術式選択
2.進行胃癌に対する大網切除は行うべきものなのか?
Is omentectomy really necessary for advanced gastric cancer?
山田 貴允
1
T. Yamada
1
1神奈川県立がんセンター消化器外科(胃食道)
キーワード:
胃癌
,
大網切除
,
腹膜播種
Keyword:
胃癌
,
大網切除
,
腹膜播種
pp.265-268
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka88_265
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胃癌手術では腹膜播種の予防を目的に大網切除を行うことが従来標準とされてきたが,生存に寄与することを示す明確なエビデンスはない.大網温存により炎症の局所化や癒着防止などの大網機能が温存されるほか,出血量低下や手術時間短縮が期待される.一方で腹膜再発増加の懸念は残る.後ろ向き研究では生存に差はないとされているが,最終的には大網切除に対する大網温存の非劣性を検証する多施設共同ランダム化比較試験(JCOG1711)の結果がまたれる.

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