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特集 食道胃接合部癌 私はこう治療する!
I. 総論
6.食道胃接合部癌に術前化学療法は不要か?―胃癌の視点から
Is neoadjuvant chemotherapy unnecessary for adenocarcinoma of the esophagogastric junction?:a perspective on gastric cancer
滋野 高史
1
,
徳永 正則
1
,
奥野 圭祐
1
,
谷岡 利朗
1
,
絹笠 祐介
1
T. Shigeno
1
,
M. Tokunaga
1
,
K. Okuno
1
,
T. Tanioka
1
,
Y. Kinugasa
1
1東京科学大学消化管外科学分野
キーワード:
食道胃接合部癌
,
術前化学療法
,
JCOG2203
Keyword:
食道胃接合部癌
,
術前化学療法
,
JCOG2203
pp.34-39
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_34
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本稿では胃癌の視点から,食道胃接合部腺癌に対する術前化学療法の現状と今後の方針を解説する.食道胃接合部腺癌の現時点の標準治療は,胃癌に準じて手術+術後補助化学療法である.しかし,胃癌の周術期化学療法の開発に伴い,胃癌の亜型としてより予後不良な食道胃接合部腺癌に対しても周術期化学療法の開発がすすんでいる.JCOG2203の結果次第では術前化学療法としてDOS療法やFLOT療法が有望な選択肢となりえる.
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