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特集 骨盤外科手術を極める―悪性腫瘍に対して安全で確実な手術を行うためのA-to-Z
II. 各論：手術の実際
4．骨盤内臓全摘術（開腹）の実際
Technique of total pelvic exenteration （open surgery）
山口 茂樹
1
,
小川 真平
1
,
番場 嘉子
1
,
金子 由香
1
,
腰野 蔵人
1
,
前田 文
1
S. Yamaguchi
1
,
S. Ogawa
1
,
Y. Bamba
1
,
Y. Kaneko
1
,
K. Koshino
1
,
F. Maeda
1
1東京女子医科大学消化管外科
キーワード：
骨盤内臓全摘術
,
回腸導管
,
直腸癌
Keyword:
骨盤内臓全摘術
,
回腸導管
,
直腸癌
pp.1360-1365
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_1360
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開腹骨盤内臓全摘術では，気腹圧がないために常に止血を丹念に行いながら手術をすすめる．後壁の直腸と前壁の膀胱を授動した後に側壁の授動と切離を行う．この際に固定される二つの支持組織，骨盤内臓神経と膀胱への血管系を切離することで骨盤壁から遊離することができる．また仙骨位での操作でより大きな腫瘍にも対応できるようになる．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
