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特集 MIS時代にこそ理解しておくべき開腹手術の知識・技術
III. 肝胆膵脾
1.低侵襲肝切除において理解しておくべき開腹手術の知識と技術
Knowledge and techniques of open surgery that should be understood in minimally invasive liver resection
森本 守
1
,
北上 英彦
1
,
北山 陽介
1
,
菊池 健司
1
M. Morimoto
1
,
H. Kitagami
1
,
Y. Kitayama
1
,
K. Kikuchi
1
1恵佑会札幌病院消化器外科
キーワード:
系統的肝切除
,
ロボット手術
,
開腹手術
Keyword:
系統的肝切除
,
ロボット手術
,
開腹手術
pp.1276-1281
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_1276
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近年,肝切除術においても低侵襲手術が広く普及しつつある.低侵襲手術は,患者の身体的負担の軽減や術後回復の早期化など多くの利点を有しており,特に肝切除のような侵襲の大きな手術においては非常に大きなメリットを有すると考える.しかし,低侵襲手術は視野や操作性が制限されるため,従来の開腹手術で培われた基礎的な知識・技術がより不可欠となる.本稿では,系統的肝切除に対するロボット手術を安全かつ確実に遂行するために必要な開腹手術の知識や技術,コンセプトについて詳述する.

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