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特集 便失禁の診断と治療update
II. 各論
4.便失禁を評価するための検査法―排便造影検査の方法と評価法
Defecography for evaluation of fecal incontinence
高野 正太
1
S. Takano
1
1大腸肛門病センター高野病院
キーワード:
排便造影
,
便失禁
,
便排出困難
,
直腸重積
Keyword:
排便造影
,
便失禁
,
便排出困難
,
直腸重積
pp.680-686
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_680
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便失禁の要因の一つとして便排出能の低下があげられる.排出能力の評価および排出障害の原因の検索のため排便造影は重要である.また,直腸重積など形態の異常も便失禁の原因となるため,怒責時の直腸形態を多方向から観察できる排便造影は有用である.
便排出障害の治療は基本は便排出トレーニングとなるため,骨盤底筋の動きがみえる排便造影は細かい治療方針を決めるうえで重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2024