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特集 外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
IV. 手術以外の癌診療
1. 癌薬物療法の基礎(目的/投与ルート/薬剤の種類/副作用)
1. 癌薬物療法の基礎(目的/投与ルート/薬剤の種類/副作用)
The basis of chemotherapy:purpose, route, types of drugs, adverse events
内田 吉保
1
,
砂川 優
1
Y. Uchida
1
,
Y. Sunakawa
1
1聖マリアンナ医科大学臨床腫瘍学講座
キーワード:
癌薬物療法
,
殺細胞性抗悪性腫瘍薬
,
分子標的治療薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
癌薬物療法
,
殺細胞性抗悪性腫瘍薬
,
分子標的治療薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.609-617
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_609
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要旨
・癌薬物療法の役割は,周術期薬物療法と,切除不能な進行・再発癌に対する薬物療法に大別される.
・癌薬物療法で使用される薬剤は,殺細胞性抗悪性腫瘍薬,分子標的治療薬,免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の3種に分類され,特徴がそれぞれ大きく異なる.投与ルートは内服もしくは点滴であるが,併用レジメンも存在する.
・癌薬物療法の安定した継続には,副作用のマネジメントが非常に重要である.
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