肛門疾患治療の裏技、秘伝、奥義
痔瘻 痔瘻に対する肛門超音波検査
辻 順行
1
,
家田 浩男
1家田病院
キーワード:
超音波診断
,
検査予測値
,
痔瘻
,
直腸肛門周囲膿瘍
Keyword:
Predictive Value of Tests
,
Rectal Fistula
,
Ultrasonography
pp.942-947
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011328977
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現在医療機器の開発・改良により疾患の診断法は著しい進歩を遂げている。しかし肛門疾患の診断については、いまだ視診、指診を頼りとして診断を行っている施設も多い。当院では、肛門専門施設には必要であるとの判断から2003年より肛門疾患の検査法として肛門超音波検査を導入した。以後、肛門疾患、特に痔瘻・肛門周囲膿瘍を中心に700~800例/年の頻度で施行しているが、非常に有効で、痔瘻、肛門周囲膿瘍の正診率や手術の治癒率向上に寄与している。現在当院では、肛門超音波検査は痔瘻の診断に際して必須の検査となっている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011