特集 必携 消化器・一般外科医のための外科解剖アトラス
Ⅳ 肛門疾患・直腸脱 2 痔瘻手術に必要な肛門部の局所解剖
酒井 悠
1
,
松島 小百合
1
,
紅谷 鮎美
1
,
小菅 経子
1
,
宮島 伸宜
1
,
松島 誠
1
1恵仁会 松島病院大腸肛門病センター
キーワード:
肛門
,
痔瘻
,
解剖
Keyword:
肛門
,
痔瘻
,
解剖
pp.647-656
発行日 2024年3月31日
Published Date 2024/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003821
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肛門管内から発生し直腸肛門周囲に形成した膿瘍が,自壊や切開により排膿されたのち,線維化して管状の組織として残ったものが痔瘻である。細菌の侵入した部位を原発口(一次口),膿瘍を形成した部位を原発巣,排膿口を二次口と呼び,原発口と原発巣の間を一次瘻管,原発巣と二次口の間を二次瘻管という(図1)。
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