Japanese
English
特集 外科手術と感染症
II. 各論
4. 呼吸器外科
2)術後膿胸への対応
Postoperative empyema:prevention and treatment
須田 健一
1
K. Suda
1
1近畿大学呼吸器外科
キーワード:
有瘻性膿胸
,
膿胸腔掻爬術
,
膿胸腔閉鎖術
,
開窓術
Keyword:
有瘻性膿胸
,
膿胸腔掻爬術
,
膿胸腔閉鎖術
,
開窓術
pp.565-571
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_565
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近年の手術器械・周術期管理の発展や小型/末梢型の肺癌手術の増加など,複数の要因が相まって術後膿胸の発生頻度は1%程度にまで減少した.しかし術後膿胸は対応が遅れると致命的になりうる病態であり,その予防・早期発見・治療に関する知識は呼吸器外科医にとって必須のものである.また術後膿胸の病態は患者個々で大きく異なり,患者の全身状態や治療経過も加味して,迅速かつ臨機応変な対応が求められる.
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