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特集 原発性肝癌診療ガイドラインを読み解く
I. 肝癌診療ガイドライン第5版
9.肝細胞癌に対する治療後の対応
What should we do after curative treatment for hepatocellular carcinoma?:the explanation based on the clinical practice manual for hepatocellular carcinoma 2021
内田 洋一朗
1
,
川本 浩史
1
,
石井 隆道
1
,
瀬尾 智
1
,
波多野 悦朗
1
Y. Uchida
1
,
H. Kawamoto
1
,
T. Ishii
1
,
S. Seo
1
,
E. Hatano
1
1京都大学医学研究科 肝胆膵・移植外科
キーワード:
サーベイランス
,
再発予防
,
再発治療
,
mTOR阻害薬
Keyword:
サーベイランス
,
再発予防
,
再発治療
,
mTOR阻害薬
pp.963-968
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_963
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肝癌診療ガイドライン2021年版(第5版)では,肝移植後のフォローアップに関するクリニカルクエスチョン(CQ)が追加され,「肝切除後・穿刺局所療法後」に関するCQと「肝移植後」に関するCQという二つの軸において,「治療後のサーベイランス」「再発予防」「再発治療」の三つの項目で説明されるかたちとなった.
さらに,肝移植後の肝細胞癌再発症例に対するmammalian target of rapamycin(mTOR)阻害薬の有効性を示した報告の集積を受け,肝移植後の肝細胞癌再発予防ならびに再発後の治療においてmTOR阻害薬の使用をさらに推奨するかたちとなった.
© Nankodo Co., Ltd., 2022