Japanese
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特集 Interventional radiologyの最前線
II. 各論
1. Interventional radiology
5)術後リンパ系interventional radiology
Interventional radiology for post-surgical lymphatic leakage
井上 政則
1
M. Inoue
1
1慶應義塾大学放射線診断科
キーワード:
術後リンパ漏
,
リンパ管造影
,
塞栓術
Keyword:
術後リンパ漏
,
リンパ管造影
,
塞栓術
pp.851-862
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_851
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リンパ系システムは全身に存在する.微細なリンパ管の損傷ですら術後にリンパ漏をきたすことがあり,さらに胸管損傷では乳び胸水は重篤になりうる病態である.過去にはリンパ漏の画像化はリンパ管シンチグラフィや足背から行うリンパ管造影(pedal lymphangiography:PL)しか方法がなく,interventional radiology(IVR)治療に応用するのは困難であった.しかし近年,鼠径部のリンパ節から行うリンパ管造影に加えて,逆行性経静脈的胸管造影や肝内リンパ管造影の技術も臨床応用されてきたことにより,術後リンパ漏の治療をIVRで行うことが可能となってきた.
© Nankodo Co., Ltd., 2022