Japanese
English
特集 進行消化器癌のconversion surgery
I. 総論
1.外科医の立場から
Conversion surgery for advanced gastroenterological cancer in surgical oncologist
山口 和也
1
,
吉田 和弘
1
,
棚橋 利行
1
,
田中 善宏
1
,
高橋 孝夫
1
,
松橋 延壽
1
K. Yamaguchi
1
,
K. Yoshida
1
,
T. Tanahashi
1
,
Y. Tanaka
1
,
T. Takahashi
1
,
N. Matsuhashi
1
1岐阜大学腫瘍外科
キーワード:
進行消化器癌
,
化学療法
,
外科的介入
Keyword:
進行消化器癌
,
化学療法
,
外科的介入
pp.1-6
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1
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進行消化器癌(StageⅣ消化器癌)に対する標準治療は化学療法であるが,薬物療法の発展とともに著効例が散見されるようになり,化学療法後の根治をめざした手術(conversion surgery)の報告が増えている.術前治療のレジメン,手術にconvertする判断基準,手術を行うタイミングと術式,術後治療の必要性やレジメンなどの解決すべき問題点は多いが,conversion surgeryにより飛躍的に予後が改善するStageⅣ消化器癌患者が存在することは確かである.日常診療において抗癌薬治療と手術に携わるsurgical oncologistとして,将来,conversion surgeryの効果を最大限に発揮できるStageⅣ消化器癌の条件を求めていく必要があると考える.
© Nankodo Co., Ltd., 2018