Japanese
English
症例
腹腔鏡下手術にて摘出した膵頭部腹側のparagangliomaの1例
A case of paraganglioma on the ventral side of the pancreatic head resected by laparoscopic surgery
徳丸 勝悟
1
,
井上 和人
1
,
永井 基樹
1
,
向後 正幸
1
,
藤川 幸一
1
,
中山 馨
1
S. Tokumaru
1
,
K. Inoue
1
,
M. Nagai
1
,
M. Kogo
1
,
K. Fujikawa
1
,
K. Nakayama
1
1鎌ヶ谷総合病院外科
キーワード:
paraganglioma
,
膵
,
腹腔鏡
Keyword:
paraganglioma
,
膵
,
腹腔鏡
pp.94-98
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_94
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はじめに Paraganglioma(PG)とは,自律神経系の傍神経節のクロム親和性細胞を起源とする腫瘍で,副腎外から発生するものをいう.頭頸部から骨盤内の全身に発生しうるが,交感神経節の豊富な縦隔や後腹膜に多いとされている1).今回われわれは膵頭部腹側というまれな場所に発生したため術前診断できなかったPGを腹腔鏡下に切除し診断した1例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021