Japanese
English
症例
術後補助化学療法を行った小腸腸間膜平滑筋肉腫の1例
A case of mesentery leiomyosarcoma followed with adjuvant chemotherapy
古元 克好
1
,
堀口 雅史
1
,
大江 正士郎
1
,
石上 俊一
1
K. Furumoto
1
,
M. Horiguchi
1
,
S. Oe
1
,
S. Ishigami
1
1武田病院外科
キーワード:
平滑筋肉腫
,
腸間膜腫瘍
,
化学療法
Keyword:
平滑筋肉腫
,
腸間膜腫瘍
,
化学療法
pp.730-734
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_730
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はじめに 腸間膜腫瘍の多くは転移性で原発性腫瘍はまれとされ,平滑筋肉腫はさらに少ない1).KIT蛋白の免疫染色による消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor:GIST)の診断が確立された1998年以降,それまで平滑筋肉腫とされていたものの多くがGISTと判明し,平滑筋肉腫はさらにまれな疾患となった2).今回われわれは論文報告が10例とまれな小腸腸間膜平滑筋肉腫に対して,切除後にAI[adriamycin(doxorubicin)+ifosfamide]療法を行い良好な経過を得た一例を報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021