Japanese
English
特集 消化管穿孔・虚血に対する低侵襲アプローチ
2.食道穿孔・縦隔炎に対する低侵襲治療
Minimally invasive treatment of esophageal perforation and mediastinitis
藤﨑 正寛
1
,
森 直樹
1
,
村上 直孝
1
,
磯邉 太郎
1
,
日野 東洋
1
,
中川 将視
1
,
光岡 正浩
1
,
藤田 文彦
1
,
赤木 由人
1
M. Fujisaki
1
,
N. Mori
1
,
N. Murakami
1
,
T. Isobe
1
,
H. Hino
1
,
M. Nakagawa
1
,
M. Mitsuoka
1
,
F. Fujita
1
,
Y. Akagi
1
1久留米大学外科
キーワード:
食道穿孔
,
縦隔炎
,
低侵襲治療
,
特発性食道破裂
Keyword:
食道穿孔
,
縦隔炎
,
低侵襲治療
,
特発性食道破裂
pp.210-216
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_210
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食道穿孔は診療の現場で遭遇する頻度はまれであるが,成因は多岐にわたる.縦隔は疎な組織であるため,食道に穿孔が生じると頸部・胸部・腹部に炎症が波及し縦隔炎をきたし,膿胸・敗血症を併発しやすい.治療手技は容易でなく,適切な診断・治療が早期に行われないと重篤な経過を急速にたどる.そのため,迅速で的確な診断と,症例に応じた最適な治療法の選択が重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021