特集 上部消化管良性疾患に対する低侵襲治療戦略
食道憩室に対する低侵襲治療
本山 悟
1
,
佐々木 智彦
2
,
工藤 和大
1
,
吉楽 拓哉
1
,
小棚木 圭
1
,
児玉 琢
1
1日本赤十字社 秋田赤十字病院
2北秋田市民病院
キーワード:
食道憩室
,
低侵襲治療
,
内視鏡手術
Keyword:
食道憩室
,
低侵襲治療
,
内視鏡手術
pp.1325-1332
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003461
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食道憩室は食道壁が外膜側に嚢状に突出したもので,好発部位は咽頭-食道境界部,気管分岐部近傍の胸部中部食道および横隔膜上10 cmの胸部下部食道である。憩室発生機序は3者間で大きく異なるものの,手術適応はどれも有症状の場合に限られる。このため,この領域を専門としない多くの外科医にとっては外科医人生で数度遭遇する程度の疾患であるが,外科治療の概要はおさえておく必要がある。
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