Japanese
English
症例
人工股関節全置換術中骨盤内に迷入したトライアルヘッドに対し腹腔鏡下摘出術を行った1例
A case of laparoscopic retrieval of a trial femoral head that displaces into the pelvis during total hip arthroplasty
富岡 寛行
1
,
吉安 俊介
1
,
西田 祥二
1
,
松本 涼子
1
,
村上 誠洋
1
H. Tomioka
1
,
S. Yoshiyasu
1
,
S. Nishida
1
,
R. Matsumoto
1
,
S. Murakami
1
1佐久市立国保浅間総合病院外科
キーワード:
人工股関節全置換術
,
トライアルヘッド迷入
,
腹腔鏡手術
Keyword:
人工股関節全置換術
,
トライアルヘッド迷入
,
腹腔鏡手術
pp.1444-1450
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1444
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 人工股関節全置換術では,最終的なインプラント挿入前に,トライアルヘッドと呼ばれる同一形状のテスト用インプラントを用いて人工股関節の安定性を確認する.まれな合併症として術中トライアルヘッドの迷入があり,摘出例また非摘出経過観察例が報告されている.今回われわれは骨盤深部へのトライアルヘッド迷入から6年後,腹腔鏡下に摘出術を行った1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021