Japanese
English
誌上シンポジウム MISの功罪
人工股関節全置換術におけるMISの功罪
Minimally Invasive Surgery in Total Hip Arthroplasty : Merits and Demerits
加畑 多文
1
,
前田 亨
1
,
楫野 良知
1
,
多賀 正
1
,
長谷川 和宏
1
,
井上 大輔
1
,
山本 崇史
1
,
高木 知治
1
,
大森 隆昭
1
,
土屋 弘行
1
Tamon KABATA
1
,
Toru MAEDA
1
,
Yoshitomo KAJINO
1
,
Tadashi TAGA
1
,
Kazuhiro HASEGAWA
1
,
Daisuke INOUE
1
,
Takashi YAMAMOTO
1
,
Tomoharu TAKAGI
1
,
Takaaki OHMORI
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科・医薬保健学域医学類機能再建学(整形外科学)講座
1Department of Orthopaedic Surgery, Graduate School of Medical Science, Kanazawa University
キーワード:
人工股関節全置換術
,
total hip arthroplasty
,
低侵襲手術
,
minimally invasive surgery
,
手術アプローチ
,
surgical approach
Keyword:
人工股関節全置換術
,
total hip arthroplasty
,
低侵襲手術
,
minimally invasive surgery
,
手術アプローチ
,
surgical approach
pp.111-116
発行日 2016年2月25日
Published Date 2016/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200459
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低侵襲人工股関節全置換術(MIS-THA)と称される手術にもさまざまなものがある.単に皮膚切開長を短くしただけのものもあれば,可能な限り筋腱切離を行わないもの,可能な限り骨の切除量を減らして骨温存するものなどがあげられる.それぞれに対し,メリットとデメリットが存在するが,最も大きなデメリットは,ラーニングカーブの存在であり,それを克服しないと決して低侵襲とはいえない.さらにその低侵襲性が,長期的にみた場合にどれくらいのメリットがあるかは,それぞれの術式で異なる.しかしながら,手術侵襲を少なくするという目的の追究姿勢は重要である.工夫をし,より低侵襲な手術手技を確立していく必要がある.
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