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特集 外科医が知るべき癌終末期医療の基礎と実践
II. 各論
8.癌終末期医療における尿路感染症,膀胱部痛,血尿,陰部浮腫への対応
Treatment options for urinary tract infections, bladder pain, hematuria, and genital edema in the terminal stage of cancer
河原 貴史
1
T. Kawahara
1
1筑波大学腎泌尿器外科
キーワード:
終末期医療
,
泌尿器症状
,
治療選択肢
Keyword:
終末期医療
,
泌尿器症状
,
治療選択肢
pp.1403-1407
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1403
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終末期医療において尿路感染症,膀胱部痛,血尿,陰部浮腫は患者の生活の質(QOL)を損なう症状の一つである.しかし終末期医療の患者に対してこれらの症状に特化した臨床研究や治験はほとんどみられない.その中で2016年に日本緩和医療学会が中心となり,がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドラインが発刊された.尿路感染症,膀胱部痛,血尿,陰部浮腫の各症状への対応について同ガイドラインを中心にまとめた.
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