Japanese
English
症例
凝固因子補充を行いつつ直腸脱の還納および腹腔鏡下手術を施行した血友病Bの1例
A case of hemophilia B with rectal prolapse retraction and laparoscopic surgery with coagulation factor replacement
池谷 七海
1
,
横山 伸二
1
,
山本 澄治
1
,
池田 宏国
1
,
沖田 充司
1
,
佃 和憲
1
N. Ikeya
1
,
N. Yokoyama
1
,
S. Yamamoto
1
,
H. Ikeda
1
,
A. Okita
1
,
K. Tsukuda
1
1岡山市立市民病院外科
キーワード:
血友病B
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
広汎性発達障害
Keyword:
血友病B
,
腹腔鏡下直腸固定術
,
広汎性発達障害
pp.1229-1233
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1229
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はじめに 血友病Bは本邦における患者総数が1,205例1)であるまれな疾患であり,血液凝固第Ⅸ因子の欠乏による易出血性を呈する.血友病患者に対する外科的処置の際は出血性合併症への対策が必要である.本稿では,直腸脱嵌頓を繰り返す血友病B患者に対し行った救急診療と腹腔鏡下手術における周術期管理の工夫について報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021