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特集 AIは外科にどこまで役立つか
II. 各論
2.AIによる早期肺腺癌の脈管侵襲予測モデルの構築
The predictive power of artificial intelligence on biological malignancy in lung adenocarcinoma
河口 洋平
1
,
文 敏景
1
Y. Kawaguchi
1
,
M. Mun
1
1がん研究会有明病院呼吸器センター外科
キーワード:
肺腺癌
,
脈管侵襲
,
人工知能
Keyword:
肺腺癌
,
脈管侵襲
,
人工知能
pp.1184-1189
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1184
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人工知能(artificial intelligence:AI)の医療への応用がすすんでいる.肺腺癌の脈管侵襲予測モデルを構築し,その有用性を検証した.当科で外科的切除を行った早期肺腺癌150例を対象とし,モデル構築用と検証用の2群に割付けした.術前に入手可能な臨床情報を入力情報としてモデルを構築した.モデル構築に使用しなかった症例をモデルに適用すると,80%で脈管侵襲の有無を正しく予測でき,感度74%,特異度83%であった.大規模データの導入などでさらなる精度向上が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2021