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特集 AIは外科にどこまで役立つか
II. 各論
1．乳癌画像診断におけるAIの可能性
Future image recognition of the breast imaging using artificial intelligence
井上 謙一
1
K. Inoue
1
1湘南記念病院乳がんセンター
キーワード：
乳癌
,
画像診断
,
人工知能
,
ディープラーニング
Keyword:
乳癌
,
画像診断
,
人工知能
,
ディープラーニング
pp.1178-1183
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1178
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乳癌の罹患率は増加の一途をたどっている．死亡率低下をめざした対策型検診で行われる検診マンモグラフィは死亡率の減少効果が期待される一方で，読影者への負担がかかる．負担軽減を目的としてマンモグラフィ読影を補助するcomputer-aided detection/diagnosis（CAD）ツールが開発されてきたが，この数年で画像認識分野において注目されているディープラーニングの技法を用いることでさらなる精度の向上が期待される．海外はもとより，日本でも人工知能（artificial intelligence：AI）-CADを構築することで次世代検診への道が開けてくると思われる．
© Nankodo Co., Ltd., 2021
