Japanese
English
症例
術前診断しえた胆囊捻転症の2例
Two cases of torsion of the gallbladder, preoperatively diagnosed
江口 祐輝
1
,
木村 昌弘
1
,
長﨑 高也
1
,
今神 透
1
,
浅井 宏之
1
,
杉田 三郎
1
Y. Eguchi
1
,
M. Kimura
1
,
T. Nagasaki
1
,
T. Imagami
1
,
H. Asai
1
,
S. Sugita
1
1名古屋市立東部医療センター消化器外科
キーワード:
胆囊捻転症
,
術前診断
,
胆囊壊死
Keyword:
胆囊捻転症
,
術前診断
,
胆囊壊死
pp.790-794
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_790
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はじめに 胆囊捻転症は比較的まれな疾患である.近年,術前診断しえたという報告が増えている.しかし臨床症状や血液学的所見が胆囊炎と類似しているため,診断に苦慮する場合が少なくない1).本症は高齢者に多く発症し,血流障害から急激な壊死性変化を起こし,敗血症や穿孔性腹膜炎へ進行していく可能性がある.今回,術前診断し,症例に応じた術式を選択した.文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020