Japanese
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特集 食道胃接合部癌update
III. 治療
7.噴門側胃切除後再建法―空腸間置・ダブルトラクト法再建の手技と成績
Clinical outcomes and surgical techniques of jejunal interposition/double-tract method after proximal gastrectomy for esophagogastric junctional cancer
木下 敬弘
1
,
佐藤 怜央
1
,
秋本 瑛吾
1
T. Kinoshita
1
,
R. Sato
1
,
E. Akimoto
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
噴門側胃切除
,
ダブルトラクト再建
Keyword:
食道胃接合部癌
,
噴門側胃切除
,
ダブルトラクト再建
pp.1149-1156
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1149
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食道胃接合部癌に対する空腸間置法・ダブルトラクト法は,食道浸潤長が2 cm以下で胃側進展も5 cm以内である腫瘍がよい適応となる.近位・遠位の切離線を適切に判断することは大前提として,手技的にはいかに安全に食道空腸吻合を行うかがポイントとなる.肝外側区域を授動,また食道裂孔を開大して良好な視野を得ること,緊張のない挙上空腸脚を作製すること,チーム全体で手順を理解して確実な操作を行うことが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020