Japanese
English
特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
III. 肝胆膵領域
16. 膵腫瘍核出術・膵部分切除術
Enucleation of pancreatic tumors
中村 聡
1
,
大塚 隆生
1
,
森 泰寿
1
,
仲田 興平
1
,
宮坂 義浩
1
,
中村 雅史
1
S. Nakamura
1
,
T. Ohtsuka
1
,
Y. Mori
1
,
K. Nakata
1
,
Y. Miyasaka
1
,
M. Nakamura
1
1九州大学臨床・腫瘍外科
キーワード:
膵腫瘍核出術
,
膵部分切除術
,
腹腔鏡
,
術後膵液瘻
Keyword:
膵腫瘍核出術
,
膵部分切除術
,
腹腔鏡
,
術後膵液瘻
pp.594-598
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_594
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
膵の良性/低悪性度腫瘍に対して,膵腫瘍核出術や膵部分切除術は膵実質のロスを少なくして膵内外分泌機能を温存することができる術式であるが,手術難度が高く,膵液瘻の頻度が高いことが報告されている1).しかし解剖を十分に理解し,膵液瘻のリスクを考慮して対処する技術を取得していれば安全に施行可能である.本稿では膵腫瘍核出術/膵部分切除術について概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019