増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス
6 胆・膵
膵部分切除術
宮坂 義浩
1
,
大塚 隆生
1
,
森 泰寿
1
,
仲田 興平
1
,
中村 雅史
1
Yoshihiro MIYASAKA
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
pp.290-295
発行日 2017年10月22日
Published Date 2017/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211825
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膵の良性から低悪性度腫瘍に対する外科手術として,膵実質を温存して膵内外分泌機能を保持し,かつ十二指腸・胆管・脾臓などの隣接臓器の温存を目的として,膵中央切除術,膵部分切除術,膵腫瘍核出術などが行われる.狭義の膵部分切除術は,楔状切除のような主膵管切離を伴わない病変部を含む膵実質の切除であるが,本稿では現行の保険診療術式も鑑みて,開腹の膵中央切除術と腹腔鏡下膵部分切除術・膵腫瘍核出術について述べる.
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