手術手技
結腸癌に対する単孔式腹腔鏡下右側結腸切除術
平沼 知加志
1
,
平能 康充
2
,
古谷 裕一郎
1
,
服部 昌和
1
,
道傳 研司
1
,
橋爪 泰夫
1
1福井県立病院外科
2埼玉医科大学国際医療センター消化器外科
キーワード:
単孔式手術
,
結腸癌
Keyword:
単孔式手術
,
結腸癌
pp.1253-1257
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001313
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大腸癌に対する内視鏡外科手術の比率は72.2%にも達し1),今後さらなる普及が予想される。そのなかで2008年に単孔式の腹腔鏡下大腸切除術が報告され2),通常の腹腔鏡手術と比べ優れた低侵襲性・整容性と術後疼痛の軽減を享受することができる術式3)として,当科でも2010年8月より単孔式腹腔鏡下大腸切除を導入し4,5),安全性などに関して報告してきた6)。単孔式手術は同一創部からほぼ同じ軸ですべての手術器具が挿入されるため,鉗子間の干渉もあり技術的に難度が高いとされているが,結腸癌手術で頻度の高い右側結腸癌手術について当科の手技を述べる。
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