Japanese
English
特集 見逃してはならない腹部救急疾患の画像診断と治療
2.緊急処置を要する腹部救急疾患の画像診断と治療
-3)非閉塞性腸間膜虚血(NOMI)の画像診断
Diagnostic imaging of non-occlusive mesenteric ischemia
鈴木 修司
1
,
下田 貢
1
,
島崎 二郎
1
,
丸山 常彦
1
,
西田 清孝
1
,
田子 友哉
1
,
鈴木 和臣
1
S. Suzuki
1
,
M. Shimoda
1
,
J. Shimazaki
1
,
T. Maruyama
1
,
K. Nishida
1
,
T. Tago
1
,
K. Suzuki
1
1東京医科大学茨城医療センター消化器外科
キーワード:
非閉塞性腸間膜虚血
,
血管造影検査
,
CT検査
,
手術
Keyword:
非閉塞性腸間膜虚血
,
血管造影検査
,
CT検査
,
手術
pp.711-714
発行日 2018年6月1日
Published Date 2018/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_711
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非閉塞性腸間膜虚血(NOMI)は,腸間膜血管主幹部に器質的な閉塞を伴わないにもかかわらず,分節状,非連続性にその支配領域の腸管血流障害をきたす疾患である.これまでは血管造影がゴールドスタンダードであったが,最近のMDCTの進歩の進歩で腸管虚血の客観的な検査診断が向上した.NOMIと診断されれば,腹膜症状がない場合は血管拡張薬の血管内投与の適応であるが,腸管壊死が疑われれば外科手術が必要となり,second look operationやdamage control surgeryの必要性も示唆される.
© Nankodo Co., Ltd., 2018