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特集 イラストで学ぶ解剖学的変異―外科手術アトラス
V. 鼠径部
1.Corona mortis
-―腹膜前腔(恥骨背側面)剝離を伴う鼠径部ヘルニア手術で注意すべき脈管変異
Corona mortis;the clinical implications for groin hernia repair with preperitoneal dissection
三澤 健之
1
T. Misawa
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院外科
キーワード:
死冠
,
corona mortis
,
鼠径ヘルニア
Keyword:
死冠
,
corona mortis
,
鼠径ヘルニア
pp.509-516
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_509
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Coronaはラテン語で,王冠などの“冠”を意味し,解剖学的にはしばしば冠状あるいは輪状の隆起を表現する場合に使われる.一方のmortisは同様にラテン語のmortすなわち“死”を意味する.合わせてcorona mortis,“死冠”という,いかにも優雅でロマンティックなイメージを思わせる用語である.しかし,時に英語でcrown of deathとも表記されるこの死冠は,外腸骨動静脈系と内腸骨動静
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