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特集 イラストで学ぶ解剖学的変異―外科手術アトラス
II. 乳腺
4.肋間上腕神経と鎖骨下動静脈とその分枝の解剖学的変異
Anatomical variations of the intercostobrachial nerve and the branches of subclavian vessels
高橋 洋子
1
,
岩瀬 拓士
1
Y. Takahashi
1
,
T. Iwase
1
1がん研有明病院乳腺センター乳腺外科
キーワード:
腋窩リンパ節郭清
,
解剖学的変異
,
肋間上腕神経
Keyword:
腋窩リンパ節郭清
,
解剖学的変異
,
肋間上腕神経
pp.427-432
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_427
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腋窩リンパ節郭清は19世紀後半のHalstedの手術以来,標準治療としておよそ1世紀にわたって行われてきた.やがて温存手術などの縮小手術が普及してくると,臨床的にリンパ節転移がないと判断された症例に対しては,少しでも術後の生活の質(QOL)を維持しようと,肋間上腕神経を温存する郭清も試みられた.その後,20世紀後半にはより負担が少ないセンチネルリンパ節生検が考案され,現在では手術前に腋窩リンパ節へ
© Nankodo Co., Ltd., 2018