Japanese
English
症例
転移性脾腫瘍が疑われたS状結腸癌に併存した脾過誤腫に対して腹腔鏡下切除術を施行した1例
A case of laparoscopic resection of a splenic hamartoma with sigmoid colon cancer and suspected
高村 卓志
1
,
宇田川 郁夫
1
,
安冨 淳
1
,
草塩 公彦
1
,
松本 正成
1
,
伊良部 真一郎
1
T. Kohmura
1
,
I. Udagawa
1
,
J. Yasutomi
1
,
K. Kusashio
1
,
M. Matsumoto
1
,
S. Irabu
1
1千葉労災病院
キーワード:
脾過誤腫
,
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
S状結腸癌
Keyword:
脾過誤腫
,
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
S状結腸癌
pp.192-195
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_192
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脾過誤腫は比較的まれな疾患であり,無症状で経過することが多い.近年は画像診断の進歩のため他疾患の経過観察中や健診などにて偶発的に発見される症例が散見1~3)される.悪性腫瘍を併発する場合には,転移性腫瘍との鑑別が重要であるが脾腫瘍がまれであることに加え画像上も多岐にわたるため術前診断は困難であることが多い.術前診断に難渋した脾腫瘍とS状結腸癌に対し,腹腔鏡下同時切除術を行い有用であったた
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