Japanese
English
特集 肛門疾患の診かた,治療法
I. 肛門疾患の診察法
2.肛門疾患に対する検査法
-―直腸肛門内圧検査
Anorectal manometry
黒水 丈次
1
J. Kuromizu
1
1松島病院大腸肛門病センター
キーワード:
排便機能障害
,
直腸肛門内圧
,
便失禁
,
直腸感覚
Keyword:
排便機能障害
,
直腸肛門内圧
,
便失禁
,
直腸感覚
pp.1297-1300
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1297
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直腸肛門内圧検査は直腸肛門機能を評価するための検査として広く認識されており,便失禁や便秘,便排出障害などの排便機能障害の診断や,治療効果の判定にたいへん有用である.測定にはプローブ,圧記録装置,記録表示装置そしてデータ記憶装置が必要であり,項目は排便障害の症状により最大静止圧,最大随意収縮圧や直腸感覚など選択して測定する.測定結果はほかの機能検査や臨床症状を含め総合的に評価判定し,臨床に役立てることが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018