Japanese
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特集 エビデンスからみた治療リスクの評価
3.直腸癌治療におけるリスクと対応
-1)直腸癌治療におけるリスク評価と治療法選択
Risk evaluation and decision of treatment for rectal cancer
鶴田 雅士
1
,
長谷川 博俊
2
,
岡林 剛史
3
,
石田 隆
3
,
安藤 知史
3
,
岩間 望
3
,
豊田 尚潔
3
,
山高 謙
3
,
北川 雄光
3
M. Tsuruta
1
,
H. Hasegawa
2
,
K. Okabayashi
3
,
T. Ishida
3
,
T. Ando
3
,
N. Iwama
3
,
N. Toyoda
3
,
K. Yamataka
3
,
Y. Kitagawa
3
1慶應義塾大学外科(一般・消化器)
2東京歯科大学市川総合病院外科
3慶應義塾大学外科(一般・消化器)
キーワード:
直腸癌
,
リスク評価
,
手術治療
Keyword:
直腸癌
,
リスク評価
,
手術治療
pp.1012-1017
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1012
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直腸癌に対する治療法は,切除可能であれば原則手術である.しかし,人工肛門を含めた排便障害や,排尿・性機能障害などの手術治療に起因する後遺症が術後の生活の質(QOL)に与える影響は大きく,癌に対する根治性と術後のQOLのバランスを十分吟味する必要がある.また,化学放射線療法などの集学的治療や,ロボット支援手術を含めた腹腔鏡手術の長所,短所を理解し,根治性およびQOLの向上への取り組みも重要である.
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