特集 外科の近未来 ──1,000号記念
腹腔鏡手術の近未来
森 俊幸
1
,
橋本 佳和
1
,
阿部 展次
1
,
杉山 政則
1
1杏林大学消化器一般外科
キーワード:
8K超高精細ビデオ
,
ホログラム
,
reduced port surgery(RPS)
,
TAMIS
Keyword:
reduced port surgery(RPS)
,
TAMIS
pp.1041-1047
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka79_1041
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内視鏡外科手術は画像系の開発(高精細化・3Dなど)や手技の改良,手術支援ロボットの利用により長足の進歩を遂げてきた.この延長として今後,①ビデオシステムの高精細化,広色域化により層構造の認識改善ばかりでなく,色調の違いによる手術解剖の認識がすすむであろう.②また今後は3Dばかりでなくホログラム表示も手術に利用されていくであろう.③術式は腹腔鏡手術デバイスに消化器内視鏡やNOTES デバイス,さらにはロボット手術支援システムを混用するreduced port surgery(RPS)を基調とするようになるであろう.
© Nankodo Co., Ltd., 2017