Japanese
English
骨・軟部腫瘍のマネジメント(その2) Ⅴ.再建法,その他
1)人工関節
骨端線閉鎖前の小児悪性骨腫瘍に対する延長型人工関節の長期成績とカスタムメイド人工関節を用いた骨端線温存の工夫
Long-term outcomes of extendable endoprostheses and physeal-preserving endoprostheses
津田 祐輔
1
,
Adesegun Abudu
2
,
小林 寛
1
,
田中 栄
1
Y. Tsuda
1
,
A. Abudu
2
,
H. Kobayashi
1
,
S. Tanaka
1
1東京大学整形外科
2Oncology Dept. Royal Orthopaedic Hospital
1Dept. of Orthop. Surg., The University of Tokyo Hospital, Tokyo
2Oncology Dept. Royal Orthopaedic Hospital
キーワード:
extendable prosthesis
,
custom-made endoprosthesis
,
long-term outcome
Keyword:
extendable prosthesis
,
custom-made endoprosthesis
,
long-term outcome
pp.103-107
発行日 2021年10月25日
Published Date 2021/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei80_103
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は じ め に
骨端線閉鎖前の小児悪性骨腫瘍を切除する際に骨端線の合併切除が必要になることがある.これにより,術後に脚長差が生じ,患肢の機能障害につながる可能性がある.骨端部と関節軟骨が温存できない場合には,延長型人工関節は選択肢の一つである.しかし,延長型人工関節の長期成績に関しては十分な情報がなかった.
本稿では延長型人工関節の長期成績や,骨端線温存を目的として使用したカスタムメイド人工関節の治療成績に関して,筆者らが行った研究の結果を含めて紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020