Japanese
English
骨粗鬆症と骨粗鬆症関連骨折に対する診断と治療 Ⅴ.上肢骨折の病態と治療
骨癒合促進のためのテリパラチドを用いた上腕骨近位端骨折の治療効果
Treatment with teriparatide for fracture of proximal humerus
梶田 幸宏
1,2
Y. Kajita
1,2
1愛知医科大学整形外科
2一宮西病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Aichi Medical University, Nagakute
キーワード:
teriparatide
,
fracture
,
proximal humerus
,
osteoporosis
Keyword:
teriparatide
,
fracture
,
proximal humerus
,
osteoporosis
pp.150-156
発行日 2020年10月31日
Published Date 2020/10/31
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei78_150
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は じ め に
上腕骨近位端骨折は骨粗鬆症を基盤とし,骨折型に応じて保存的治療・手術的治療が選択されるが,骨癒合が得られなかった場合の機能障害は著しい.また近年骨粗鬆症治療薬であるテリパラチド(以下,PTH)の骨形成促進効果が報告されている1~3).本稿では,上腕骨近位端骨折の保存的治療と手術的治療に骨癒合促進を目的にPTH(daily製剤)を併用した治療成績について報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020