Japanese
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特集 整形外科手術に活かす! 創傷治療最新ストラテジー
骨折の治療と骨粗鬆症
Treatment of Fractures and Osteoporosis
酒井 昭典
1
,
善家 雄吉
2
,
山中 芳亮
1
,
田島 貴文
1
,
辻村 良賢
1
,
濱田 大志
2
Akinori SAKAI
1
,
Yukichi ZENKE
2
,
Yoshiaki YAMANAKA
1
,
Takafumi TAJIMA
1
,
Yoshitaka TSUJIMURA
1
,
Daishi HAMADA
2
1産業医科大学整形外科学講座
2産業医科大学救急医学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, University of Occupational and Environmental Health
2Department of Emergency Medicine, University of Occupational and Environmental Health
キーワード:
骨折
,
fracture
,
治療
,
treatment
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
Keyword:
骨折
,
fracture
,
治療
,
treatment
,
骨粗鬆症
,
osteoporosis
pp.1439-1446
発行日 2021年12月25日
Published Date 2021/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202201
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超高齢社会のわが国において,骨粗鬆症性骨折を治療する機会が増えている.骨粗鬆症があると,同じ転倒による受傷であっても骨折の転位が大きくなり,保存治療や経皮的鋼線刺入固定法では経過中に再転位を来しやすい.骨折の背景に骨粗鬆症があることを考慮し,低侵襲で,かつ骨折部に対する固定力が十分ある治療法を選択する.高齢者の骨折治療にあたっては,併存する軟部組織損傷のダメージコントロールに留意し,必要があれば創外固定を用いて二期的に行う.また二次骨折予防のために骨粗鬆症に対する薬物治療を開始し,継続する.
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